初恋☆夜空
「ん‥実は、わかんないんだ」
正直に、答えたつもりだった。
サオリは、しばらく私の顔をじっと見た後、納得したかの様に、頷いた。
「じゃ、わかるトコ、説明してくれる?」
私は、うなずいて、昨日の出来事を話した。
「‥じゃ、やっぱり恋じゃん!」
話し終わって、一言。
「えっ?終わり?」
昨日の出来事を、結構細かく話したつもりだけど‥、一言で終わってしまった。
「あれ?微妙な顔してるよ、この子‥」
サオリは意外に驚いたって顔して、タマゴヤキをほおばった。
「だって、名前も知らない人だよ?」
「名前で恋する訳じゃないでしょーが」
「‥でも‥」
何だか不安になってきた。
‥恋だったとして、あの人が何処の誰かも知らない以上、また会える確率は低い。と、思う。
「私、ずっとこのままなのかなぁ‥」
お弁当を膝にのせたまま、手をそっと伸ばして、擦り傷にバンソウコウをはった、ひざこぞうに触れた。
「花‥」
つらそうな、サオリの声。心配、かけさせちゃったんだね‥。
私は、顔をあげてから、サオリに笑顔を見せた。“大丈夫!”って感じに。
「あたしってば、運悪いね~!‥よりによって、誰かも知らない人、好きになったかもなんてさぁ‥」
正直に、答えたつもりだった。
サオリは、しばらく私の顔をじっと見た後、納得したかの様に、頷いた。
「じゃ、わかるトコ、説明してくれる?」
私は、うなずいて、昨日の出来事を話した。
「‥じゃ、やっぱり恋じゃん!」
話し終わって、一言。
「えっ?終わり?」
昨日の出来事を、結構細かく話したつもりだけど‥、一言で終わってしまった。
「あれ?微妙な顔してるよ、この子‥」
サオリは意外に驚いたって顔して、タマゴヤキをほおばった。
「だって、名前も知らない人だよ?」
「名前で恋する訳じゃないでしょーが」
「‥でも‥」
何だか不安になってきた。
‥恋だったとして、あの人が何処の誰かも知らない以上、また会える確率は低い。と、思う。
「私、ずっとこのままなのかなぁ‥」
お弁当を膝にのせたまま、手をそっと伸ばして、擦り傷にバンソウコウをはった、ひざこぞうに触れた。
「花‥」
つらそうな、サオリの声。心配、かけさせちゃったんだね‥。
私は、顔をあげてから、サオリに笑顔を見せた。“大丈夫!”って感じに。
「あたしってば、運悪いね~!‥よりによって、誰かも知らない人、好きになったかもなんてさぁ‥」