高校生の嫁!
数時間たった頃、辺りはもう暗くなっていた。
部屋もだいたい片付いてきたし、ご飯でも……あ、お母さん帰ったんだっけ。
自分で作るしかないか。キッチンは一階だったよね。
何作ろうかな?……ま、簡単なカレーでいっか。
キッチンでカレーの材料を確かめて、とりあえず野菜を切ろう、
とした時。
ピンポーン
とインターホンが鳴った。
え、誰だろ……お母さんが忘れ物でもしたかな?
パタパタと急ぎ足で玄関のドアを開ける。
「ちわーっす。白猫ヤマトの宅急便でーす。荷物届けに参りましたー」