言葉にならないほど愛してた。
キーンコーンカーンコーン・・・・

ガラガラッ

「間に合ったぁ!沙羅ちゃんめっちゃ足速いね!!」

「そんなことないよ。」

あたし達はしゃべりながら席についた。蒼はどうやらあたしの斜め前だったらし

い。

すると隣から声が聞こえてきた。

「おはよ沙羅。今日は俺の方が早かったな!」

「あ・・ぅん。えっと一輝・・・だっけ??」

あたしはワザと名前を忘れていたような返事を返した。

「うん!!」

「沙羅はなに委員会はいんの?」

「え?」

「まだ決めてねの!?今日自己紹介とか委員会決めすんだよ?」

「え・・・・そんなの聞いてない!」

「はははははマジで沙羅っておもしれぇ!!よし!俺と同じ委員会はいろーぜ!



「はぁ!?なによその俺様発言!何様よ!!」

「え?一輝様」

「はぁ・・・・」



キーンコーンカーンコーン

「よし!休み時間だぁ!!沙羅一緒に屋上行こうぜ!!!」

「な・・なんであたしが・・・・」

返事に戸惑っていると後ろから甘ったるい声が聞こえてきた。

「一輝ぃ~、一緒に理科準備室イコぉよぉ~」

「えぇ・・・しかたねぇなぁ・・・沙羅ごめん!!また今度ね」

「・・・うん」

女は一輝にベタベタしながら一緒に歩いていった。

ズキン・・・

「なんか痛いな・・・」





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