私はヤクザ





『まぁな。それよりどうする??』

「まだ分かんない。
組の奴らと相談してみる。」

『分かった。悪かったな!!残らせて。
また明日な!!』

「うん。
先生??ありがとう・・・。」

『あー・・・』


学校を出ると空はもう赤く染まっていた。

「・・・・ばれたら・・・かぁ・・・」

一人でさっき先生から聞いた話を思い出していた。


その時・・・。
ー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪ー
私の携帯が鳴った。

「もしもし」

『もしもし!!組長!!』

電話の相手は佐山組の中でも一番ケンカが強くて冷静な判断が出来る
龍雅(りゅうが)からだった。

「どうした。龍雅・・・」

『大変です。組の奴ら3人が・・・。
松川組(まつかわぐみ)に・・・。やられました・・・』


「何???
3人は無事か???」

『はい・・・。何とか・・・。』

「すぐ武本(たけもと)を呼べ!!
私もすぐ行く。」

『はい!!!』

武本というのは佐山組専属の医者。

そして・・・。松川組というのは・・・。

最も佐山組を憎んでる奴らだ!!!





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