私はヤクザ

『それにしても、松川組はいつまで佐山組を追いかけるつもりなの？？』

「・・・・わかんない・・・。
でも、今回の松川組は本気で私を殺そうとしてる・・・。
昨日の電話でわかったのは・・・。これぐらい。」

『龍雅さん達はその事知ってるの？？？』

「言ってない・・・。
あのさ。前から気になってたけど・・・。七海って龍雅の事好きだよね？？？」

『なっ！！なに言ってるの？？』

「そんなに動揺しなくても・・・。
龍雅はいいやつだよ！！龍雅には今日言うよ・・・。

七海？？龍雅の事よろしくね！！！」

『もう死ぬみたいな言い方しないでよ！！！』

「まだ死なないよ！！！・・・・まだね・・・。」

私と七海はそれから他愛のない話をして教室に戻った。

教室に戻ると・・・。

『椿・・・。お前今日帰り暇かぁ？？？』
突然、智に話しかけられて内心ドキドキ・・・。

心臓破裂寸前まできてた。

「えっ？？今日？？
大丈夫だけど・・・。」

私がそう返事すると・・・。

『マジ？？なら今日帰りちょっと付き合って欲しいところあるんだけど・・・。』

「いいけど・・・。どこ？？」

『笑うなよ？？？
俺。妹いるんだけど今日さ。誕生日なんだ・・・。
でも何買っていいか分からなくてさ・・・。』