私はヤクザ



智と歩いてると・・・。

ドンッ!!誰かにぶつかった・・・。

『大丈夫か???人が多いからはぐれないようにな!!!』

そう言いながら智は私の手を握ってまた歩きだした。

・・ドクドク・・。
心臓の音が速くなるのが分かる・・・。

もぉ~~速く鳴り止めーー
智に聞こえちゃう・・・。

私は何度も何度も願った。

そのとき・・・。

『なぁ。椿???この店とかどう???』

「えっ??あっ!!この店??かわいいね!!入ってみよ??」

『おう!!』

「そういえば妹さんの写真とかないの??」

『写真??これしかない・・・。』

そういって見せてくれた写真に写っていた女の子・・・。
とてもとてもかわいくて・・・。

私とは正反対のお嬢様って感じの子だった。

「かわいい・・・。
いくつ????」

『今日で5歳。』

「智とは結構歳離れてるんだね!!!」

『まぁーな!!!』

「5歳かぁ~~。これとかどう???」





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