私はヤクザ
『私と椿はいつも一緒!!』
「私もう誰も信じない。七海だけでいいよ・・・。」
私は七海の胸で泣いた。
七海はいつも私の側にいて私を守ってくれた。
いつも私の味方で居てくれた。
七海がいたから今の私が居る。
七海の存在が私の支えだから。
七海!!大好きだよ!!
私達はどんどん悪い方向に進んでいった。
毎日毎日、七海には申し訳ないと思ってた。
でも、私が私でいるにはこれが一番良かった。
七海はどれだけ警察沙汰になろうと何も言わず私と同じ事をし、私と同じように怒られ。それでも七海はずっと私の傍にいてくれた。
学校に行くたびに周りからは変な目で見られても七海は気にしなかった。
でも私は七海だけはそんな目で見られて欲しくなかった。
本当は七海のお母さんやお父さんも心配してると思う。
私は決めた。
もう一度やり直してみようって。
だから
この星空高等学校に入学した。
この学校は決して頭がいい高校ではないけど、七海と決めてこの学校に決めた。
でも今の私達の頭では入ることは出来ない。だから、必死でもう勉強した。
私は組長と言っても、組長らしい仕事はほとんどなく、唯一の仕事は私の住んでる町の安全を守ること。
町でほかの組のヤクザが暴れていたら、そこに割り込んで止めたり。
時には殴り合いの喧嘩をしたり。でもたいていのヤクザは私の名前を聞くと消えるように去っていった。
その合間をぬって私達は勉強をし続けた。
4月。
私達は無事に星空高等学校に入学した。
そして智と涼に出会った。