私はヤクザ
約束
松川組へ
私達は今、松川組の門の前にいる。
「松川さん。佐山椿です。」
私がそう言うと中から大勢の松川の組員が出てきた。
10人・・・。いや30人ほどの大人数で・・・。
その後ろから松川健一が出てきた。
『ようこそ。佐山さん。あなたと二人で話がしたい。そっちの組員には帰っていただきたいのだが・・・。』
龍雅『そんなっ!!』
松川『帰らせてくれるのであればお話しますよ??私達の目的を・・・。全て・・・。』
椿「分かった。龍雅。青葉。お前らは帰れ。」
青葉『でもっ!!組長!!』
椿「龍雅。青葉を連れて帰れ。」
私はもう一度二人に伝えた。
危険だ。もう誰も失いたくない。そんな願いをこめて・・・。
龍雅『・・・分かりました。』
松川『話が分かる組員でよかった!!』
椿「さぁ。話聞かせてもらおうか。」
松川『立ち話もあれなんで・・・。中にどうぞ。』
私は松川に案内され家の一番奥の部屋に来ていた。
松川『さぁ。本題に入りましょう。まずは、この写真を見てください。』
椿「これはっ!!なっなんで!?」
私が見せられた写真は私と智とサクラちゃんが仲良く遊園地で遊んでる写真と七海と涼と私と智で放課後遊んだりしている写真が何枚もあった。
松川『私の目的はただ一つ。佐山椿・・・。お前を殺す事だ。
だが・・・。この写真の奴らもただで幸せにはさせない。
そこでだ。佐山さんあなたに一つ。条件を出す。』
椿「条件・・・?」
松川『あなたがこいつ等のために体でオレを納得させろ。
俺に抱かれろ。』
椿「・・・なに??私を抱いてあなたに何が得られる??」
松川『得るもの??子供だ。』
椿「・・・子供??」
松川『そうだ。俺とお前に間に子供を作る。お前のお母さんに似た子をな。
お前の言うとおりだ。お前が夏美を殺したんだ。
お前さえいなければ。だから・・・。夏美に似た子供を俺によこせ。
それが条件だ。』
椿「そんなっ!!」
松川『彼氏さんとゆっくり相談するんだな。
もし断れば、みんながどうなるか・・・。
あっ。子供が生まれたらお前も殺すから。忘れるな』
椿「松川さん。あなたは・・・。悲しい人だ。」