私はヤクザ
私は松川にその言葉を言うと松川の家を出た。
そして、七海に電話した。
「もしもし??七海??」
『椿??大丈夫??』
「今終わった。七海にお願いがあるの。」
『お願い??』
「智と涼と智のお母さんを・・・。私の家に連れてきて。」
『智のお母さんも??・・・・分かった。』
私は電話をきった。
サクラちゃんにも被害が及ぶ前にお母さんにも話さないといけないと思ったから。
だから私は、智のお母さんも呼んでもらった。
私が組みに戻ると、大勢の組員が出迎えてくれた。その先頭には龍雅と青葉が・・・。
「龍雅。青葉。ゴメンね。ありがとう。」
龍雅『いえ・・・。組長がご無事で何よりです。』
「龍雅。早速なんだが・・・。組の仲間全てを集めろ。今から私の友達も来る。
そこで全てを話す。」
龍雅『分かりました。』
10分後広間に組員全員が集まった。
そしてその10分後・・・。
青葉に案内された七海たちが広間に入ってきた。
七海たちには一番前で聞いてもらいたい。そう思い・・・。
椿「お前ら!!道あけな!!」
私の声でみんなが道をあけた。そして七海たちは私の前に来た。
涼『椿本当に組長なんだ・・・。』
椿「涼・・・。うん。
七海。ありがとう。」
智の母『私までよかったのかしら??』
椿「はい。お忙しいのにすみません。」
智『・・・。よかった。無事で・・・。早く話して・・・。』
智の真剣な声で私は話し出した。
椿「松川の目的はやはり私を殺す事。母を殺した私が許せないらしい。」
智『でもお前のおふくろさんが亡くなったのはお前のせいじゃないだろ??』
椿「でも・・・。あいつの中では私の存在が邪魔だったの。
それで松川に言われた。
智や涼や七海。そしてこの佐山組を幸せにはさせないって。
松川は、みんなの写真を持っていた。そこには、小さくではあるけど・・・。
サクラちゃんも写っていました。もしかしたらサクラちゃんにも被害が及ぶかもしれないと思いお母さんをお呼びしました。」
私の話を智のお母さんは静かに聞いていた。
椿「みんなに手を出さない代わりに・・・。一つ条件を出された。」
智『条件・・・?』