私はヤクザ
椿「七海。涼。お母さん。何度もごめんなさい。まず。私の結論を言う前に。高橋。みんなの前で話せ。お前が握った松川や佐山の情報を。」
高橋『分かったよ。俺は昔から松川組の一員だった。だが、俺の親を松川に殺されてから俺は心に誓った。いつか松川より上に立つことを。俺の親はただ道を歩いてただけなのに・・・。松川と佐山の争いに巻き込まれて・・・。死んだ。だから俺は佐山も許せなかった。まさかその組長が俺の生徒になるなんて・・・。予想してなかったけどな。』
椿「そうだったのか・・・。ごめん。私達の争いのせいで・・・。」
高橋『なんでお前が謝るんだ??あの争いにお前は関係ないだろ。それにお前の親もあいつに殺された。』
椿「高橋。私はお前を信じることはまだ出来ない。だけど・・・。私に捕まったことは。もう松川の耳に届いてると思う。」
高橋『なるほど・・・。俺もここまでか。』
椿「高橋。お前のことは私が守る。だからここにいろ。」
龍雅『組長!!』
高橋『俺はお前を騙してたんだぞ??また裏切るかも知れないんだぞ!!』
椿「分かってる。だけど・・・。ここで高橋をここからだしたらこいつは間違いなく松川に殺される。私達が高橋を見殺しにしたことになる。お前ら。佐山組の掟はなんだ??龍雅言ってみろ。」
龍雅『武器を持つ者。人を殺す者。人を見殺しにする者。ここに命をもって償え。どんな相手でも・・・。人の命を奪うことは誰にも許されない。』
椿「・・・。分かったか??」
高橋『佐山・・・。ありがとう。』
椿「言っておくが・・・。高橋を信じたわけではない。でも・・・。必ず。守る。」
智『椿らしいな。』
椿「智・・・。・・・・。さて本題だ。私の結論がでた。私は・・・。松川との子を産まない。もちろん。皆のことも命にかえて守る。この結果を聞いて。佐山にいたくないと思ったやつはかまわない。正直に手を挙げろ。」
そういうと若手の何人の手が挙がった。
椿「お前らが不安に思う気持ちは分かった。お前らのことは・・・。」
私が言おうとしたとき・・・。
ーがらがらがらー 扉が開いた。
そこに立っていたのは・・・。
椿「・・・誠也(せいや)・・・。」
誠也『椿!!おそーなって悪かったな。話は全て聞いてる。』
智『椿・・・。こいつは??』
椿「七海は知ってるよね・・・。涼や智にも紹介するね。こいつは私の幼なじみ。高野組というヤクザの組長。佐山の一番信頼する組だ。」
誠也『どーも。高野誠也(たかの せいや)です。んで??椿・・・。俺に頼みって??』
椿「・・・。龍雅。みんな。少しここで待ってて??誠也と2人で話がしたい。」
智『椿・・・。俺も行く。』
椿「智・・・。誠也は大丈夫だから。」
智『いや・・・。行く。』