私はヤクザ
松川『俺は誰も信じない。』
椿「そうですか・・・。残念です。」
私はそういうと松川の家を後にした。
外に出ると智と誠也が待っていてくれていた。
智『大丈夫だったか??』
椿「うん!!」
誠也『さっ!!帰るぞ!!』
椿「智??誠也??今日はありがとうね??」
誠也・智『・・・あぁ・・・。』
私達は組に帰った。
そして誠也は高野組へ帰って行った。
椿「ねぇ・・・。智??この前・・・。誠也と二人で話したとき・・・。
誠也に言われたの??智の顔色悪かったから・・・。」
智『たいした事じゃねーよ!!気にするな!!なぁ・・・椿??
俺がもし・・・。もしお前より他の誰かを守ることを優先したらどうする??』
椿「・・・えっ??・・・・・。どうもしない・・・。その子に危険が及んだって事でしょ??だったら多分それは私の責任。それにこの先智が私と別れたいって言っても仕方ないと思う。だから・・・。」
智『えっ??椿・・・お前・・・。』
椿「あれ・・・・。おかしいな・・・。何でだろう・・・。」
気がつくと私の頬には涙がつたっていた。
椿「・・・。智が誰を守ろうとかまわない・・・。だけど、私の側から離れちゃうって思うと・・・。苦しいよ。」
智『椿・・・。ごめん不安にさせて・・・。俺はお前から離れたりしないから。』
そう言って智は優しく包み込むように私を抱きしめてくれた。