私はヤクザ
美桜・・・。
ごめんな。お前を守れなくて・・・。
美桜。俺は生まれて初めて心から愛したのが美桜でよかった。
だけど・・・。もう一人愛する女ができてもいいか??
もうできちまったんだけどな・・・。
だけどな・・・。俺はまた愛する女を守れなかった。
美桜を忘れられなかった。
こんな俺にお前は幻滅するか・・・??
椿・・・。
ごめんな・・・。
俺は自分の心に気付いていなかった。
だけどな???
本当に本当にお前のこと心から愛してたんだ・・・。
今でも愛してる・・・。
椿もう少し待っていてくれ・・・。
俺強くなる。そんでサクラも椿も守れるようになったお前を迎えに行くから。
美桜・・・。俺はそろそろお前を思い出として心にしまうよ。
椿が家を飛び出してから俺は頭が真っ白だった。
どれくらいたっただろう・・・。
お袋が部屋にきた。
お袋の目は赤くなっていた。
「智・・・。これ・・・。ポストに入ってた。
椿ちゃんからの手紙・・・。」
そう言って部屋から出て行った。
俺はそっとその手紙を開いた・・・。