私はヤクザ
『相模??入っていい??』
「組長!!はい!どうぞ!!」
『ごめんねこんな遅くに・・・。
相模の本当の気持ちに気づかせてあげる。』
「・・・????」
『相模。今から私と貴方は昔の「さーくん」と「つーちゃん」にもどろ??
その方が話しやすい。』
「でもそれは組長が組長ではない時の話で!!!」
『そんなこと気にしないの!!それに・・・。久しぶりにその呼び方で呼ばれたい。
私のこと、つーちゃんって呼んでたのお母さんとお父さんとさーくんだけだから。
さーくん!!単刀直入に聞くね??七海のこと好きでしょ??』
「・・・・。えっ???なっなんで??」
『見てれば分かるよ??私を誰だと思ってるの??』
「つーちゃんのことは誤魔化せませんね・・・。
ええ・・・。初めて七海さんが髪を染めて佐山まで来た時・・・。事情を聞いて
七海さんの髪の経緯を聞いた時。優しい子だと思いました。
そこからですかね・・・。異性として七海さんを見始めたのは。」
『なんでそれを七海に言わないの??』
「私なんて七海さんの眼中に入ってないですよ・・・。
それをしってるから困らせたくないんです。
それに・・・。七海さんと私では年が離れすぎています。」
『さーくん。何勘違いしてんの??
これは私から言うべきではないと思ったけどいつまでたっても進展しないから
もう言うね??
七海はずっと昔からさーくんのことが大好きだよ。
異性としてね??』
「・・・・え???でも・・・。」
『でもじゃない!!
いい加減交合わせてあげて??
七海言ってたよ???いつになったら平行線じゃなくなる?って。』
「本当ですか???」
『私がウソつくわけないでしょ???
さーくんなら信じてる。七海を幸せにしてくれるって。
もし2年後私になにかあっても七海をよろしくね???』
「はい!!!!
でも・・・。もしも・・・。なんて“今は”考えないでください。」
『とりあえず!!七海は明日も泊まるから!!
明日の夜さーくんの部屋に行かせるね???
早く七海を安心させてあげて??』
「はい!!!」
『それから。ここからは組長としての話し。相模の優先順位を変える。
第一に七海を守りなさい。そして七海と同じように七海の家族も守って。
そして第二に自分自身を。私のことは考えなくていい。』