先生と私 2
side 沙穂

好き


2人で車に乗ってから

…無言。


信号で止まっても

…無言。



この空気に耐えきれなくなった私は

恭哉に話しかけた。


『なんか話そ??』

「あ??…そうだな」

『うん』

「………」

『………』



結局話してくれないじゃん!!

恭哉のバカー!!


…と、思っても口にはしない。

って、当たり前か。
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