先生と私 2
―――――――・・・
『わざわざありがとね!!』
私は車を降りたときにそう言った。
「いや、俺が勝手に…」
『それでもだよ♪』
…それでも嬉しかったんだもん!
「お前、それはヤバいって…」
顔を手で覆う、恭哉。
なんの事か分からない私は
首をかしげるばかりで…
『……??』
そんな私を見た恭哉は、
私の頭をポンポンッと
なでながら…
「お前って、そーゆー奴だよな…」
ポツリと呟いた。