先生と私 2
side 恭哉

誤解


「きょーやぁ??」

インターホン越しに聞こえたのは

女の声だった。



一瞬、沙穂か?

とも思ったけど、沙穂はこんな

しゃべり方しないから…。




「まさかとは思うけど…」

「キャー♪思いだしてくれた??」


こんなにテンション高い奴っつったら…




―――――――「梨佳だろ??」

「せーかい!!…早く入れてくんない?!」

「はいはい」


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