先生と私 2

俺は沙穂の家に向かおうとした。



でも…

その途中にある小さな公園に

沙穂はいた。



公園のベンチで泣きながら

なにかを言っている沙穂に

どんどん近づいていく。




『―――――大好きだったよ…。』



遠くて最初の言葉は聞こえなかった。

でも…



俺はそっと沙穂に声をかけて

近づいた。
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