先生と私 2
side 恭哉

独占


沙穂はニヤニヤしながら

部屋に入ってきた。


それも、

『恭哉ッ♪』



…すっごくご機嫌に。



それに、ここは塾なんだから…

“恭哉”なんて言ったらマズいだろ…


俺を名前呼びにしたことを注意すると

沙穂は寂しそうに落ち込んで見えた。



―――――ごめんな…??



沙穂を落ち込ませた事を

後悔した俺。
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