桜の木の前で
そう凛がつぶやくとふわりと体が浮く。

それと同時に百合さんの体が薄れる。

「百合さんっ!!」

「瑠璃ちゃん・・・いつでも見守っているわ」

「ありがといございます。」

お礼を言い終わると私は意識を手放した。
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