桜の木の前で
“あなたは瑠璃様ですか?”

「はい。」

“私のせいでごめんなさい・・・”

「え?」

“泉里様に連れてこられたのでしょう?”

「ええ・・・」

“本当にごめんなさい。でも貴方かは本当はお優しい方なんです!わかってください・・・”

今にも消え入りそうな声で真珠さんは謝る。

「・・・・わかってます。」

“瑠璃様。お逃げ下さい。”

「え?」

真珠さんは真剣そうに呟く。

“元は貴方様は関係のないお方。巻き込んでしまってごめんなさい。さあ。夢の道を開きいてます。あなた様の大切な方もいらっしゃいますよ。この夢の道はこちら側からしかいけません。さあ、早く。”

そういって真珠さんは私の後ろを指差す。

「光が・・・」

光が集まって道が出来ている。
大切な方ってことは・・・・

「瑠璃!!」

光の道の先には刹那がいた。

「っ刹那!!」

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