桜の木の前で
そして暫く私は食い止めていた。

すると一人の男性が現れた。

「巍然さん・・・」

私は思わず呟く。

「ほう。私の名前を知っているのか。」

そういって微笑む。

背筋がゾクリとする。

怖い。

この人、きっと強い。

だけど負けられない。

そう思い私は身構える。
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