今日のキミがすき。
俺の隣にキミ。




─────朝の日射しがキミを優しく照らすから、教室のドアを開けられない。



「…おはよ」



震える指でドアを開けて、どもった声で挨拶をする。



「おはよう、今日早いね」



朝、キミが誰よりも早く教室に来て勉強していること、ずっと前から気付いていた。








< 8 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop