19番目のplayer
第2章
その時、また電話が鳴った。

「…はい」

「ああ、よかったあ。携帯の持ち主です」

「浅倉です、部室にあったよ」

「先輩っすかあ、いまから部室いきますからまっててください」

「えっ…うん」

高田くんは10分後にきた。

「すいません、まぢありがとう

「……うん」

わたしはすごく焦っていた。
ポケットに手をいれた。
そして煙草をつよく握った。

「それじゃ」

「まってっ」


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