純恋
あいつは逃げ出す俺を見張る為に
自分が店に出るときは俺も店に連れてきた。
必ず
「何もしゃべるらず笑顔でね。」
と念を押された。
店にいる間何回か客の前に呼ばれた。
それもお得意さんか入るとかいう個室に呼ばれた。
その時は訳も分からず顔を出し、
あいつに戻っていいと言われたら店の控室に戻ってゴロゴロしてた。
その時から店の従業員には俺は「弟」という事になっていた。
いつものように個室に呼ばれて
あいつに戻っていいと言われ戻ろうとした時
客から声をかけられた。
「お前は本当に俺の息子なのか?」
「・・・・??」
何言ってるんだ・・・?
俺は訳も分からず裕美を見た。
裕美はあわてて俺を引き寄せ
「そうよ!あなたに似て男前じゃない!!」
とその客の方に俺の顔を向けた・・・
・・・・なんだ・・・・これ・・・・・
「・・・そうか・・」
客が俺の顔をまじまじと見る・・・
・・・や、やめろ・・・・
俺は裕美を払いのけて部屋を出た。
なんなんだ!!
自分が店に出るときは俺も店に連れてきた。
必ず
「何もしゃべるらず笑顔でね。」
と念を押された。
店にいる間何回か客の前に呼ばれた。
それもお得意さんか入るとかいう個室に呼ばれた。
その時は訳も分からず顔を出し、
あいつに戻っていいと言われたら店の控室に戻ってゴロゴロしてた。
その時から店の従業員には俺は「弟」という事になっていた。
いつものように個室に呼ばれて
あいつに戻っていいと言われ戻ろうとした時
客から声をかけられた。
「お前は本当に俺の息子なのか?」
「・・・・??」
何言ってるんだ・・・?
俺は訳も分からず裕美を見た。
裕美はあわてて俺を引き寄せ
「そうよ!あなたに似て男前じゃない!!」
とその客の方に俺の顔を向けた・・・
・・・・なんだ・・・・これ・・・・・
「・・・そうか・・」
客が俺の顔をまじまじと見る・・・
・・・や、やめろ・・・・
俺は裕美を払いのけて部屋を出た。
なんなんだ!!