空と海の境界線~"先生"に恋をして~


コンコンッ




「失礼しまーす…」


私は職員室に入り、小さな声で言った。


だっていなかったら逃げれるでしょ?




『おぉ、来たかちょっと待って』



-ビクッ


いきなり喋りかけられたと思ったら後ろから声がした。



振り返って顔を上げると宮沢先生がいた。


「いたんですか…」

『んー何?逃げようとしてた?そうはさせないからな』



ははっと笑いながら宮沢先生は私を置いて自分の席に向かった。


-ドキッ



何今の…
すっごく似てた
あの笑い方…




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