空と海の境界線~"先生"に恋をして~
-ガラッ
『どーぞ』
しばらく宮沢先生の後ろを歩いて行くと数学準備室に着いた。
歩いている間会話がなくて気まずかった。
「ありがとうございます」
そう言って中に入ると整理整頓された部屋か目に入った。
教室の3分の1くらいの大きさのその部屋は真ん中にガラステーブル、黒のソファー そして端っこにはパソコンと大きな本棚があった。
ほんとに宮沢先生の部屋みたい…。
『突っ立ってないでそこ座りな』
首をクイッとソファーの方に向けた。
ドキッ
似てる…