いちごとブルーベリー

「るか、学校行くの早くない?ってか、珍しいよね」

私の問いに兄は、
寝ぼけ顔で答えた。


ってか、まだ眠いんかい!?


「あー。何か日直が、なんだかんだとか言ってたぞ」

「ふーん」

母は、用が終わったのか私の前の席に座った。

「やちるちゃん」

「はい?」

「1ヶ月くらい経ったけど、この家にはなれた?」

「あっはい!この家は優しい人ばかりであったかい家庭ですから//」

うわ~。
本当のことを口にだすと恥ずかしいな…。

「そう言ってくれると嬉しいわ」

そう言って、義母は満面の笑みを浮かべキッチンへと戻って行った。



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