君がいない夜に

「ところで今日も高杉見にきたの??」

李沙はニヤニヤしながら優に聞いた。

「えっ!?ちっ…違うよ;今日はりっちゃんに相談があっただけだし!!」

「ふぅーん“今日は”ねぇー??じゃあ今日以外の日は高杉目当てだったんだー」

「もー違うよー;；」

「じゃあ高杉に興味ないんだー」

「そっ…それも違うけどー…」

「違うけど…??」

「んもう!!りっちゃんの意地悪!!」

その時
ちょうど高杉くんが通りかかった。

「ﾌﾟｯ…ﾊﾊ…安藤…りんごみてぇ…」

「え…??あっ///」

プシュウ…
顔がもっと赤くなった。

目の前に高杉くんがいる。

話したことなかったけどこんな風に笑ったりするんだ。

「りんごじゃな…「高杉ー笑うなって(笑)!」

ちょうどりっちゃんと声が重なった。