占い師の恋【完】
てか、何なのよ一体。
「中途半端であいつと関わんな。」?何ソレ。
私がいつ、中途半端に関わった?悪いのは私?
チガウチガウ…チガウ。
私には何も関係ナイ。
こいつが言っていること意味不明。誰が近づいたんだよ。逆だろ。ふざけんな。
自分から男にいくほど私は軽い女じゃない。
私は、青を
好きなんかじゃ
…………………ない。
「……うざ。」
「ああ?」
小さく溜め息を吐いて言葉を漏らした私を風見さんは低い声を出して睨む。
この馬鹿は睨めば私が大人しくなるとでも思ってんのか。命令口調になれば私が言うこときくとでも思ってんのか。
そういう所風見さんも青も゙あの男゙にソックリだ。
「中途半端はあいつの方ですよ。勝手なこと言わないで。」
「…。」
「くだらない。どうして迷惑してる私がせめられるの?私が背負うモノは、もうあるのよ。」
「…。」
「関係ナイ奴なんか知らない。私がいつ中途半端をしたって言うのよ…っ!」
「…おい。」