占い師の恋【完】




初めて占いを覚えて、それは興味と趣味で。

徐々に趣味だけじゃ済まされなくなって。

今じゃアルバイトと言えども仕事だ。簡単には辞められない。もうすでに私だけの占いじゃないんだから。


そう言ったら、あいつは笑うかな。



゙茉希は自分の道を見ない人は嫌いって言ったのに、それは縛られてんじゃないの?゙って。

私はただ占いが好きなだけだよ。お金を儲けるためとか、そんなくだらないことはどうでもいい。



ただ好きに占って生きたいだけ。


そう、好きに占いを続けたい。



私が占いをする理由は
お母さんとの゙約束゙だから。

今それ以外、何もない。



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