占い師の恋【完】
てか何故知ってるんだよこの人!少しどころか結構怖いよ。“何でその二つ?”と返信。
“お前らしい”
“意味分かりません。兎に角食べました。”
“明日もだかんな。食わねえなら死ぬほど胃に詰め込んでやるからな。”
“何を…!”
“想像に任せる。”
……殺される。次会うまでに体重少しでも落としたら、確実に殺される…!
俯いて息を一つ吐き出した私はもう返信は送らなかった。もう携帯が鳴ることもなく、その金属をソファに投げる。
私もソファに腰をおろすとボスリ、ソファに身を投げた。足は投げ出すようにして、天井を見上げた。
「(…明日、)」
――――明日、すべてが分かる。
嬉しい、のかな…?
分からないけど。きっと嬉しいんだ。青の傍にいれて。
……違う。本心は、明日が来るのがコワイ。
青にすべてを聞くのがコワイ。
もう疲れた。頭が考えることを拒否する。重くなる瞼と睡魔に逆らう気力はなく、もう意識をすぐに手放した。