【キセコン】お寒いのがお好き
「俺、去年は末吉だったんだよね」
「俺は中吉だった」
「あたしは大吉だったわ」
今年の運勢を占ううえではとても重要な儀式だ。
三人は慎重におみくじを引いた。
「あ~今年は中吉か。残念」
茜は不満げに発する。
「……杜斗は?」
時弥は自分のおみくじをチラリと見て杜斗に問いかけた。
「大吉」
「時弥は?」
茜は弟のおみくじをのぞき込んだ。
「あら、大吉じゃない」
羨ましそうに2人の手元を見つめる。
「俺は中吉だった」
「あたしは大吉だったわ」
今年の運勢を占ううえではとても重要な儀式だ。
三人は慎重におみくじを引いた。
「あ~今年は中吉か。残念」
茜は不満げに発する。
「……杜斗は?」
時弥は自分のおみくじをチラリと見て杜斗に問いかけた。
「大吉」
「時弥は?」
茜は弟のおみくじをのぞき込んだ。
「あら、大吉じゃない」
羨ましそうに2人の手元を見つめる。