【キセコン】お寒いのがお好き
*壮絶なるバトル
時弥のジープではなく実家のワンボックスカーを転がし、いざ都心へ──
姉は事前に調べていた店を携帯で確認し、先に車から降りて店に向かう。
買い物している間に時弥が駐車場を探して駐めるという流れだ。
今回はいつもより早く見つけられたので姉が言っていた店に向かった。
「……」
こういう時の女性は近寄りがたい。
この時に賭けた気迫というものが全身から漂っていて、なんともコメントのしようがないのだ。
だが、姉の茜はそんな戦場から颯爽(さっそう)と抜け出てきて両手にショッパーをいくつも抱えていた。
爽やかな風に艶のある肩までの黒髪をなびかせ笑みを浮かべている姉に近づきショッパーを受け取る。
姉は女の戦場でも冷静に軽やかに駆け抜けてお目当てのアイテムを手にする。
額の汗は戦った跡ではなく、店内の暑さのためだ。
姉は事前に調べていた店を携帯で確認し、先に車から降りて店に向かう。
買い物している間に時弥が駐車場を探して駐めるという流れだ。
今回はいつもより早く見つけられたので姉が言っていた店に向かった。
「……」
こういう時の女性は近寄りがたい。
この時に賭けた気迫というものが全身から漂っていて、なんともコメントのしようがないのだ。
だが、姉の茜はそんな戦場から颯爽(さっそう)と抜け出てきて両手にショッパーをいくつも抱えていた。
爽やかな風に艶のある肩までの黒髪をなびかせ笑みを浮かべている姉に近づきショッパーを受け取る。
姉は女の戦場でも冷静に軽やかに駆け抜けてお目当てのアイテムを手にする。
額の汗は戦った跡ではなく、店内の暑さのためだ。