【キセコン】お寒いのがお好き
「……」
いや、あのね……そう聞けば確かに相手は躊躇するもしれませんけどお姉さん。
こっちは公務員なのでむやみに手を出せない事もバレちゃうじゃありませんか。
生憎と休暇中だから公務執行妨害もきかないしだね。
童顔で自分たちよりも小柄な時弥に怪訝な表情を浮かべる青年たち。
いや、もしかすると少年かもしれない……なんとなく未成年のような感覚がある。
「いいからぶっちめてやりなさいよ」
こっちの立場も解って姉さん。
「! あ」
当惑している時弥の前方二十メートルほどに見知った顔──天の助けだ! と彼は足早にその人物に駆け寄った。
いや、あのね……そう聞けば確かに相手は躊躇するもしれませんけどお姉さん。
こっちは公務員なのでむやみに手を出せない事もバレちゃうじゃありませんか。
生憎と休暇中だから公務執行妨害もきかないしだね。
童顔で自分たちよりも小柄な時弥に怪訝な表情を浮かべる青年たち。
いや、もしかすると少年かもしれない……なんとなく未成年のような感覚がある。
「いいからぶっちめてやりなさいよ」
こっちの立場も解って姉さん。
「! あ」
当惑している時弥の前方二十メートルほどに見知った顔──天の助けだ! と彼は足早にその人物に駆け寄った。