【キセコン】お寒いのがお好き
「おーい杜斗(もりと)!」
「?」
男は声の方に振り向く。
緑のフライトジャケットにブラウンのカーゴパンツがよく似合う大柄の青年は駆けてくる時弥を見て眉をひそめた。
「……」
時弥の後ろから質(たち)の悪そうな連中も来ているが……とさらに眉間のしわを深くする。
「こんな所で会うなんて奇遇だねぇ~」
「そうだな」
「待てよコラ!」
「逃げるつもりか?」
見た目も頭の悪そうな連中を杜斗と呼ばれた青年はギロリと睨み付けた。
「──っ」
百八十五センチから放たれる威圧感は尋常じゃないほど効果的に青年たちを黙らせた。
「?」
男は声の方に振り向く。
緑のフライトジャケットにブラウンのカーゴパンツがよく似合う大柄の青年は駆けてくる時弥を見て眉をひそめた。
「……」
時弥の後ろから質(たち)の悪そうな連中も来ているが……とさらに眉間のしわを深くする。
「こんな所で会うなんて奇遇だねぇ~」
「そうだな」
「待てよコラ!」
「逃げるつもりか?」
見た目も頭の悪そうな連中を杜斗と呼ばれた青年はギロリと睨み付けた。
「──っ」
百八十五センチから放たれる威圧感は尋常じゃないほど効果的に青年たちを黙らせた。