only one
今は教室の前廊下。



中では担任が転校生が来る時の



お決まりのセリフを言ってる。



みんながあたしに期待してるぽくって、



「女?男?」とか
「女なら可愛い子がいい。」とか
「男ならパシリ決定!」とか言ってる。


あたし、男じゃなくってよかった。


すると中から担任の呼ぶ声が聞こえてくる。


あーやばいっ!緊張してきた。


ガラッ!


震える手を押さえながらドアを開けた。


開けた瞬間ビックリッ!


だって、そこには


茶色に赤、銀に金。


たくさんのカラフルな頭があった。


んーと、約20人位かなっ?


そういえば、あたしの転校して来た高校、


ここらで有名なバカ校だった・・・(汗)


すっかり忘れてたよ・・・はぁ・・・


まぁとりあえず、


「はじめまして、広瀬 亜子です。
 今日からよろしくお願いします!」


にこって笑ってからお辞儀をしといた。


やっぱり1番初めが肝心だもんね。


笑顔!笑顔!










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