only one
「あっ!そーだ。亜子って劉夜の事
 知ってる?」


え?誰それ?


「だぁれ?」


「え?!知らないの?」


「うん。」


なーんて会話をしてたら、


グイッ!


「きゃっ!」


なんなのよ~。


急に後ろに引っ張られた。


「なぁ、お前俺の事知らねぇの?」


誰?コイツ!


なんか後ろに居た男があたしの顔を


覗き込んできた。


そいつは、


金髪で


たっくさんのピアスを付けてて


いかにも[ヤンキーです]って


感じの奴だった。


「うん。知らない。」


てか、普通知らないでしょ。


初対面なのに。


知ってたらあたしはきっと


エスパーだ。


エスパー亜子になっているだろう。


「ふぅ~ん」


って言いながら金髪君は


あたしを元に戻してくれた。


何だったんだろう。


「亜子、あれだよ劉夜。」


へ?あの金髪君が劉夜くんかぁ。


なるほど・・・


「ふーん。わかった。」


そうと決まればやることは1つ。









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