angel ring
「カラオケでも行かねぇ〜?」
友美の彼氏、涼君の声でカラオケに行く事になった。
何気なく座った場所が、優君の斜め前。
私の隣には、相変わらず浩司がいる。
『玲ちゃん何歌うの〜?ってか大塚愛歌って〜』
賑やかなカラオケBOXで、どさくさにまぎれて浩司が顔を近付けてくる。
(ちょっと…くっつき過ぎだよ…)
その時
痛い位の視線を感じ、その視線の先を見る。
…ドキッ…
優君が少し冷めたような目で見ている…。
(優君…違うよ…)
賑やかなカラオケBOXで、二人だけが気まずい空気に包まれているようだった。
その時、一人の女の子が入ってきた。
「久しぶり〜」
見た目、あまり派手ではなく、
どちらかと言うと、おとなしい感じの子だった。
その子は優君の隣に座った。
そして、優君を見るなり
「うわ〜!かっこいい〜!!」
私が、絶対言えない言葉をあっさりと言った。
優君は、困った顔をしながらも照れている。
「由美ちゃん、あぁ見えて結構積極的だから、のんびりしてられないんじゃない??」
友美が心配そうに覗き込む。
「だから別にまだ好きって訳じゃ…」
【高田 由美子】
友美や浩司達と同じ高校。
見た目おとなしいが、かなり積極的。
現在、優君狙い…。
由美ちゃんは、真っすぐに優君の目を見つめている。
私には、絶対できない。
うらやましかった。
優君が笑ってる。
由美ちゃんだけに向けられた笑顔…。
私には、あんな顔してくれた事なんかなかった。
ギューって胸の奥が苦しい…。
初めての嫉妬だった。
そして…
この時はっきりと自分の気持ちに気付いた。
私は優君が好きなんだ…。
友美の彼氏、涼君の声でカラオケに行く事になった。
何気なく座った場所が、優君の斜め前。
私の隣には、相変わらず浩司がいる。
『玲ちゃん何歌うの〜?ってか大塚愛歌って〜』
賑やかなカラオケBOXで、どさくさにまぎれて浩司が顔を近付けてくる。
(ちょっと…くっつき過ぎだよ…)
その時
痛い位の視線を感じ、その視線の先を見る。
…ドキッ…
優君が少し冷めたような目で見ている…。
(優君…違うよ…)
賑やかなカラオケBOXで、二人だけが気まずい空気に包まれているようだった。
その時、一人の女の子が入ってきた。
「久しぶり〜」
見た目、あまり派手ではなく、
どちらかと言うと、おとなしい感じの子だった。
その子は優君の隣に座った。
そして、優君を見るなり
「うわ〜!かっこいい〜!!」
私が、絶対言えない言葉をあっさりと言った。
優君は、困った顔をしながらも照れている。
「由美ちゃん、あぁ見えて結構積極的だから、のんびりしてられないんじゃない??」
友美が心配そうに覗き込む。
「だから別にまだ好きって訳じゃ…」
【高田 由美子】
友美や浩司達と同じ高校。
見た目おとなしいが、かなり積極的。
現在、優君狙い…。
由美ちゃんは、真っすぐに優君の目を見つめている。
私には、絶対できない。
うらやましかった。
優君が笑ってる。
由美ちゃんだけに向けられた笑顔…。
私には、あんな顔してくれた事なんかなかった。
ギューって胸の奥が苦しい…。
初めての嫉妬だった。
そして…
この時はっきりと自分の気持ちに気付いた。
私は優君が好きなんだ…。