透視眼鏡【BL】


***

いつも通り、俺様なワンマンっぷりを
発揮した1日を終えた会長。

彼の傍らには副会長の姿がある。


周りの教室からも人気が消え、
薄暗い生徒会室に2人は居た。



「どうして貴方は、あんな風な
 物言いしかできないんでしょうね?」

椅子に座る自分の足元に座り、
ため息をつく副会長に、会長はびくりと震える。

彼の下半身の衣服は
すでに取り払われて、素肌が晒されている


露出している太股に手を置かれ、
会長は小さく息を漏らしながら言う。

「……悪かっ、たっ」

「それで謝ってるつもりなんですか?
 まったく……反省なんてしてませんね」

そう言いながら、
立てた指先と爪に、力を込めていく。


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