透視眼鏡【BL】
きっと俺が静かに入室したから、
気が付いていないんだろう。
しかし用心しているのか、
小さな声と微かな物音しか聞こえてこない
折角なので、耳を澄ましてみる。
荒い呼吸音と、布の擦れる音。
それと、本当に小さな声。
透かし見たロッカーの中には、
人間が2人、入っていた。
「ちょ、も、無理だって……ゃ、だ」
絡み合っている。
確かに、ここのロッカー大きめだけどさ!
色々ときつそうですよ。
けしからん。
うらやまけしからん。
チクショー、もっとやれ!