《続》ポケット








「…では、班を発表する。二日とも今から言う班で行動してもらうからな。」








……絶対に彼女は私とはる君を離して、二人きりになるだろう。









…………………そう、思った。








……聞きたくない。








どうせ結果なんかわかって…


「一班、真井、津田、小嶋、蒼井、水瀬、宮崎、高原」








たしかに今、蒼井と水瀬って言った。








…はるかに、私の予想を超えた。









それに、千夏たちも一緒って…一体……どういうつもり?
















考えれば考えるほどに、わからなくなっていく、……彼女の考え。










ちらっと真井さんの方に目をやれば、一人意味深に微笑んでいた。









……いや、違う。









まるで……私の反応を楽しんでるかのように、嘲笑っていた。
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