初恋向日葵
「・・・っ」
ばっ
先輩をはねのけて保健室を飛び出た。
なんで?なんで?
こんなに苦しいんだろ。
先輩とは今日あったばっかの全然しらない人なんだから。
「な・・・んで?」
なんで涙がでるの?
ただ先輩が女の子の名前私の顔見て・・・
「っ・・・うっ」
嗚咽がもれた。
こんなに泣いたのいつ以来だろ。
「って、なんで私ないてんのよっ」
涙を無理矢理拭い立ち上がって教室に向かった。
もう3時間目が始まる前だった。
「花梨ー!」
「あっ!舞-」
舞は私が教室に入るとはしってきてくれた。
「遅かったじゃない!それより・・・・なんかあった?」
「え、なんで?」
「いや、涙のあとがあるから」
「嘘っ」
洗ってきたつもりだったのに・・・
「かーりーんっ!私に言えないことなんて無いよね?」
と言ってニコッと笑う。
うっ
怖い怖い。
でももちろん舞の事は信頼してるから
話すことにしてみた。