初恋向日葵

え・・・・?

後ろを見ると竜が追いついて来ていた。


ダメだ・・・・・・。私は屋上に駆け上がり、タンクの陰に座り込んだ。


「花梨っ!」

竜の声がする。

見つかる・・・・・・。


息を殺して竜が帰るのを待つ。

足音が聞こえなくなった。

< 136 / 351 >

この作品をシェア

pagetop