初恋向日葵
「俺は二年の桜田竜(オウダリュウ)、服がびしょびしょなのはお前が向日葵にやってた水が直撃したから。」
・・・!!
「すいません!」
「はっくしゅん」
竜先輩(?) は身震いしてくしゃみをした。
「ま、大丈夫だから」
「全然大丈夫じゃないじゃないですかっ」
「は?」
「ちょっとこっちに来て下さい!」
私は竜先輩の手を無理矢理引いて保健室に来た。
幸下のズボンは濡れてないみたい。
保健室の先生も今はいない。
「上、脱いで下さい。」
私は保健室にあったタオルを持って竜先輩がいるベッドへ。
「脱げねぇ」
「なんでですか?」
私が不思議そうに聞くと、右手を見せて、
「突き指。いてぇんだよ。」
「左手・・・・」
「利き腕じゃないから無理。」
竜先輩は私の言葉を遮って言った。