『ねぇ。手、繋いでよ。』Ⅰ
しばらくすると、
ありあはうつむいたまま、
俺の制服の裾を
引っ張った。
『ねぇ。手、繋いでよ。』
やっと言った♪
「ありあ。」
俺が名前を呼ぶと
顔をあげたありあ。
チュッ。
俺はありあに
短いキスをした。
『っ///千隼!!』
不意打ちが悔しかったのか、
ありあは手で顔を隠そうとした。
俺はその手を取った。
そして、恋人繋ぎ♪
「ありあ♪帰ろ??」
真っ赤な顔で
驚いたありあ。
『バカ千隼///』
俺たちは歩きだした。