《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「だよね〜。

あのノリだって愛情表現
でしょ、きっと。

絶対に花琳にその気ある
よねー!」



まるであたしの方が変
みたいな口調で、みんな
口々にそんなことを言う。



「や、やめてよ!

んなことあるわけない
でしょ……!」



あたしが将輝と?


……ないない。

全然考えられないよ、そんなの。



だって、子供の頃からの
お互いを知り尽くしてる
関係なんだもん。


そんなの、あるわけ――…。



「てゆーか、なんでそも
そも花琳、彼氏作んないのよ。

そっちのが謎」


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