《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
(言えるわけないし。
ただ残ってるだけとか……
おまけに今じゃ、演奏が
聞こえてくるのを待ってる
なんて……)
「部活は入ってないです。
そうじゃなくて……えと、
部活してる友達を待ってて……」
ちょっと苦しい言い訳
だったかな。
内心ドキドキだったけど、
久住先生は特に不審がる
様子はなかった。
「ふぅん、そうなのか。
――その友達の部活は、
まだかかるの?」
「え? あ、はい。
まだもうちょっと、
やってると思います……」
_
ただ残ってるだけとか……
おまけに今じゃ、演奏が
聞こえてくるのを待ってる
なんて……)
「部活は入ってないです。
そうじゃなくて……えと、
部活してる友達を待ってて……」
ちょっと苦しい言い訳
だったかな。
内心ドキドキだったけど、
久住先生は特に不審がる
様子はなかった。
「ふぅん、そうなのか。
――その友達の部活は、
まだかかるの?」
「え? あ、はい。
まだもうちょっと、
やってると思います……」
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