《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
すると先生は心外だって
顔をして、



「チャラいは酷いなぁ。

大切なお客様を尊重したん
じゃないか」



「そうですか?

チャラいですよ。

ホントは内心じゃ“お嬢ちゃん”
とか思ってるんじゃないん
ですか?」



「お嬢ちゃんって、オレは
おじさんかい?

一応まだ若いつもり
なんだけど……」



「せ、先生の歳なんて
知りませんから。

いくつなんですか?」



「オレ? 24だよ」



「へ、へぇ………」



………24。

17歳のあたしとは、
7つ離れてるんだ……。


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