《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
壁や窓にも、同じく淡い
色のオーガンジーや
サテンの布を貼り付けたり
吊したりして、幻想的な
雰囲気が出るようにしてる。



写真の周りには手作りの
造花の花飾りをつけたり
して、可愛くして――。



「布とか飾りに
ラメ使ってるからさ。

なんか部屋中、キラキラ
してるよね」



別の所で作業してる女子が
話してる声が、こっちにも
聞こえてきた。



あたしも、ピッタリな
表現だと思う。



「これなら楽しんで
もらえるよ、きっと」



奈緒と小川クンを交互に
見て言うと、二人も
しっかりと頷いた。


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