《完》天上のCANON 〜先生と奏でる、永遠のメロディ〜
「ところでさ。お前達、
まだ店番の順番決める
クジひいてないだろ?
あそこにあるからひいとけ
って加藤が言ってたぜ」
小川クンのセリフに、
あたしと奈緒はそろって
教室の後ろに目をやる。
積み上げた机の傍に、
四角い缶が一個置かれてた。
「ひいてないね。
なんだ、それ言いに来たの?」
「あぁ。廊下で加藤と会って」
加藤さんは手芸部にも
入ってるから、今の時間は
そっちだ。
装飾の出来が目に留まった
んじゃないとわかって
ふて腐れた顔をしながらも、
奈緒が素直に缶の所に
歩き始めた。
_
まだ店番の順番決める
クジひいてないだろ?
あそこにあるからひいとけ
って加藤が言ってたぜ」
小川クンのセリフに、
あたしと奈緒はそろって
教室の後ろに目をやる。
積み上げた机の傍に、
四角い缶が一個置かれてた。
「ひいてないね。
なんだ、それ言いに来たの?」
「あぁ。廊下で加藤と会って」
加藤さんは手芸部にも
入ってるから、今の時間は
そっちだ。
装飾の出来が目に留まった
んじゃないとわかって
ふて腐れた顔をしながらも、
奈緒が素直に缶の所に
歩き始めた。
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